スパムクローラーのリファラーアクセスからサーバー、ホームページを守る方法

スパムスパム・・・美味しいですよね。沖縄に行った友人からお土産にもらったことがあります。スパムおにぎりとか美味しいですよね・・・。

今回はその「スパム」ではなく、インターネット世界では「悪」とされているひじょーに面倒で厄介なスパムについてのお話をします。この「スパム」というの多種多様様々ではありますが、私、清原、断言しましょう、これらは「全くもって不要なモノ」なのです。例えば、とあるマイナー会員登録サイトにメールアドレスを登録したら次の日から英語のわけわからないメールが届いたり、出会い系に登録したお金を払えという脅迫まがいのメールが届いたり、デジタル社会になる前でいうと高利貸しのチラシといったものがポストに投函されたり・・・必要ないですよね?1枚2枚ポストに投函されたものでしたらゴミ箱に捨てればいいのですが、それが100枚、1000枚になったら大変ですよね?そうなったらもう、ほぼ嫌がらせです。このネットの世界でも現実世界と殆ど同じようなイメージで「スパム」は色々と面倒を起こしています。

アナタが気づかない所で、こっそりと悪さしています。(事実)

前置きが長くなりましたが、今回はそのスパムの中のスパムクローラーの対策方法について色々と書きます。

まず下記のとあるGoogle Analyticsのアクセス解析画像を見て下さい。

スパムアクセス

1位semalt.semalt.com

2位buttons-for-website.com

3位google.co.jp

この1位2位がスパムです。これらのサイトにアクセスしても大丈夫ですが(念のためアクセスする時はjsをoffにしましょう)、見てみるとSEO対策業者のようです。海外の。

■semalt.comについてののgoogle検索結果はこちら

■buttons-for-website.comについてのgoogle検索結果はこちら

これらのスパムサイトは登録した覚えがないのにSEO対策という名目でアクセスという負荷をかけてくるのです。無料で。海外から。ロボットが巡回しているだけなので全くもっての有効アクセスではありません。これらの塵が積もって山となったらサーバーのレスポンスが落ちてホームページの表示速度が遅くなったり、サーバーそのものが落ちたり(大げさですが)、最悪、契約しているレンタルサーバー会社から退場を喰らってしまうことも無きにしもあらずなのです。なので、まだやってない方、必ずしましょう、スパムクローラー対策を。

※.htaccessファイルをアップできるサーバーであることが大前提のお話になります※

対策は非常に簡単です。

SetEnvIfNoCase Referer semalt.com spambot=yes
SetEnvIfNoCase Referer econom.com spambot=yes
SetEnvIfNoCase Referer buttons-for-website.com spambot=yes
SetEnvIfNoCase Referer ilovevitaly.com spambot=yes
SetEnvIfNoCase Referer ilovevitaly.ru spambot=yes
SetEnvIfNoCase Referer darodar.com spambot=yes
SetEnvIfNoCase Referer 7makemoneyonline.com spambot=yes
SetEnvIfNoCase Referer myftpupload.com spambot=yes
SetEnvIfNoCase Referer priceg.com spambot=yes

Order allow,deny
Allow from all
Deny from env=spambot

上記の内容を.htaccessファイルに追加するだけです。ご使用のサーバーによりサーバーコントロールパネルなどから除外設定できる場合もございますのでよくわからない方はご使用のサーバーのサポートに訊いてみてください。

残念ながらスパム対策はスパム業者とのイタチごっこですので完全にスパムを排除することは出来ません。が、上記の対策でかなりのスパムは減らせ、大切なデータの入ったサーバーを守ることが出来ます。

記事:清原一馬

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