自分1人で商標登録おこなう方法

この度、MRC株式会社は「UNITED+JEWELLERY」の更なる「ブランド化」を目指し、2009年9月18日に「UNITED+JEWELLERY」の商標を取得いたしました。実はこの商標登録、行政書士などの力を借りず全くの初心者であり素人のMRC株式会社便利屋?私、清原が1人で行ったのですが、意外にも簡単に取得できたので今回は取得までの流れをざっくりとご説明いたします。これから商標登録の取得をお考えの方は是非参考にしてください。お金に余裕があったり、より確実に商標登録を済ませたいとお考えの方は行政書士、弁理士の方にご依頼されることをお勧めいたします。

商標登録までの流れその1(調査)
同じような商標が既に登録されていないかチェックします。商標検索サイトはこちらになります。物凄く重要なポイントになりますので必ず検索サイトで類似称号などチェックしましょう。弊社の場合は、「UNITED」や「JEWELLERY」で検索いたしました。(※9月18日に登録完了いたしましたが10月8日現在、弊社の称号は見当たりません(悲)。オンラインの登録には少しタイムラグがあるようです)万が一類似称号がある場合は申請を出しても拒絶されてしまう可能性が非常に高いので注意が必要です。

 

商標登録までの流れその2(書類作成)
出願書類作成になります。(特許庁のホームページから簡単にインターネット経由での出願もできますが、今回はアナログ方式で取得いたしました。)・・・「商標取得を考えたその日に書類作成?」と不安に思われる方が殆どでしょう。私も不安になり後日、特許庁まで行き「独立行政法人 工業所有権情報・研修館」にて無料相談を受けました。飛び込みでしたが待たされる事なく案内され、超がつくほど丁寧に説明、解説していただきました。※特許庁は日本の中心の霞ヶ関にあるためビックリするくらい付近の警備が厳重なうえ、入管時にチェックなどもありますので、不審者に間違われないためにもスーツで行かれる事を強くおすすめいたします。※

担当者の方曰く「取得は昔に比べ非常に安くし、簡単にできるようにしたので、書類はほぼテンプレでOK。」だそうです。

会社に帰り、早速テンプレ資料をサイトからダウンロードし下記のように書類作成開始。
(注意:弊社は商標登録出願なので1.願書等様式(通常出願)の商標wordバージョンををダウンロードしました)

超重要:まず読もう商標登録出願書の書き方PFD

以下、書類の書き方になります。

・特許印紙は郵便局に売っています※区分数により料金が異なりますので最後にしたほうがよいです
・【書類名】→商標登録願い(そのまま)
・【整理番号】→ないので空欄(不安な方はTEL
・【提出日】→提出する日を記入
・【あて先】→特許庁長官殿(そのまま)
・【商標登録を受けようとする商標】→作成したロゴデータを貼り付け
・【指定商品又は指定役務並びに商品及び役務の区分】→この欄に希望区分、役務を書く
※弊社の場合は1区分で第35類ですので特許印紙代は12.000円でした※
・【商標登録出願人】→この欄は登録者情報を以下のように記入します
・【識別番号】→ないため削除(ある方は必要です)
・【住所又は居所】→弊社の住所を郵便番号から記入
・【氏名又は名称】→MRC株式会社と記入
・【代表者】→眞鍋 恵 と代表者名を記入
・【国籍】→日本国と国籍を記入
・【電話番号】→03-6379-9196と記入
・【提出物件の目録】→削除(ある方は必要)
・【物件】→削除(ある方は必要)

注意しなければいけないのが【指定商品又は指定役務並びに商品及び役務の区分】です。「区分?役務?はて?」という方は商標に関する区分をご覧下さい。区分の意味事態がよく解らない方はこちらのをご覧下さい

以上を記入した書類1枚で出願書の作成は終了です。(※区分が多い方などは2枚以上になります。)そして郵送。

 

商標登録までの流れその3(待つ)
待ちます、凄く待ちます。弊社はストレートに登録できた?と思いますが登録完了まで約半年かかりました。出願書を出した後は、特許庁から通知のハガキが届いたり、訂正通知が届いたりしますが、拒絶の場合はその旨の通知が・・・(恐)。数ヶ月後、商標登録料の納付手続きについての書類が届きましたら、すぐに書類をつくり登録料を納付しましょう。こちらの書類は納付書のサンプル付き&困ったときの専用ダイヤル掲載ですので解らなくなることはないと思います。納付書の郵送後、ついに念願の商標登録完了です。

登録完了後は以下のような証書が届きます。

証書

 

如何でしたか?意外にも商標登録は簡単ですよね?コレだけで10年間商標が守られる事になります。
商標登録を自分自身で取ろうとお考えの方、ハードルはそれほど高くないので是非チャレンジしてみてください。
文才のない文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。

記事:清原一馬

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